たとえば、明日の提案書づくりに使えるAIを探しているとします。
比較記事を読み、紹介されていた機能を試す。別のツールも気になって、使い方の動画を一本見る。新しい情報はずいぶん集まったけれど、提案書はまだ白いままです。
もう少し調べれば、もっといい方法が見つかるかもしれない。そう考えると、今ある候補で始めるのが惜しくなる。
こんなとき、「詳しくなったら取りかかろう」では、調べる時間を区切りにくい。始める前に、今日の仕事に必要なところまで範囲を狭めておく方法を考えてみます。
「AIに詳しくなる」と予定表に書いても、何ができれば線を引けるのか分かりません。新しい発表があれば、また読むものが増えます。
提案書を作るなら、「手元の資料から構成案を一つ作り、依頼された内容が入っているか確かめる」までを、今日の作業にしてみる。調べ物も、その構成案を作るために必要なものから選べます。
新機能を覚えたい日なら、今週の仕事で使う機能を一つ試す。出力を直すなら、提出前に確認する項目を決めておく。「もっとよくする」の中身が決まれば、どこまで手を入れるかも考えやすくなります。
ただ、作れたところを終わりにすると、あとに残る仕事があります。
僕が自社サイトをAIと作るときは、実際に画面を触り、同じ操作をもう一度試し、配信されたファイルも比べます。ボタンが見えていることと、押した先が正しいことは、別に確かめる必要がある。
作る量を増やせば、受け取って確認する量も増える。確認しきれないほど一度に作らせるより、必要な確認まで含めて、任せる作業を小さくする方が僕には合っています。
提案書の例でも、構成案が出たあとに、依頼内容と照らして読む時間を残しておきたい。最初に決める「今日はここまで」には、その作業も入れます。
範囲を決めていても、途中で気になる情報は出てきます。
別のツールがよさそうなら、リンクと「何に使えそうだったか」を短く残して、いったん手元の作業へ戻る。今の方法で足りない点が分かったときに、そのメモを開けばいい。
メモしたものを全部、明日の予定に入れる必要もありません。その時点で必要がなければ、見返さずに置いておけます。
画面を閉じるとき、途中の作業が気になるなら、次にすることを一行だけ書いておきます。
次は、構成案の見出しを依頼内容と照合する。別ツールの比較は、今の案で足りない点が分かってから。
「提案書の続きをやる」より、再開する場所が分かる書き方です。作業の途中でも、何を残して閉じるのかは決められます。
もちろん、期限が迫っている日や、急な修正が入る日には、予定どおりに終われないこともあります。そういう日まで、区切れなかった自分を責める材料にはしたくありません。
区切りがついたら、空いた時間に別の仕事を入れることもできます。そのまま閉じてもいい。
休んだ時間まで、あとでどれだけ仕事が進んだかで採点しなくてよいと思っています。今日の仕事を終えたら、まだ読んでいない記事があっても、今日はそこまでにする。
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